キャッシュレスの需要がどんどん高まる中、クレジットカードは私たちの生活に欠かせないアイテムになっていますよね。
でも、「どのカードがいいのかな?」「上手な使い方がわからない!」と迷う人もいると思います。
この記事では、クレジットカードの基本を気軽に学べるように解説していきます。
クレジットカードは適切に使えばとても便利で、多くの特典も得られます。ですが、安全に使うためにはいくつかの注意点を知っておくことが大切です。
この記事を読んで、クレジットカードを上手に利用しましょう!
クレジットカードの基本情報
クレジットカードは、商品やサービスの代金を後払いできるカードです。現金を持ち歩かなくてもショッピングや公共料金、税金の支払いなど、様々な場面で利用することができます。
それに加えて「使用するたびにポイントが貯まる」「海外旅行保険が付帯する」などの特典も魅力的です。
カードの発行には、カード会社の審査を通過する必要があり、この審査では申込者の収入や職業、勤続年数などが評価されます。クレジットカードは18歳以上の方が申し込むことができますが、高校生は基本的に対象外です。
クレジットカードに似たカードとして、デビットカードとプリペイドカードがあります。
デビットカードは支払いと同時に銀行口座から代金が引き落とされ、プリペイドカードはチャージした金額内でのみ利用することができます。
これらのカードは、基本的に審査が不要で年齢制限も比較的緩いため、気軽に利用することができます。
またクレジットカードのようにポイントが貯まるなどの特典がある場合もあります。
クレジットカードの主な支払い方法
クレジットカードの決済では、利用金額が後日銀行口座から引き落とされますが、その際に選択できる支払い方法はさまざまです。
支払い方法には、主に「1回払い」「2回払い」「ボーナス一括払い」「リボ払い」「分割払い」の5種類があります。
これから、5種類の支払い方法の特徴をそれぞれ解説していきます。
1回払い
クレジットカードの1回払いは、カード払いの最もオーソドックスな支払方法で、毎月の利用額が次の支払い日に全額引き落とされます。基本的に手数料がかからず、使った分だけを支払うので、日常の小額決済や家計管理に便利です。ただし、毎月の支払い金額は、他の支払方法に比べて高くなりやすいため、使いすぎには注意が必要です。
2回払い
クレジットカードの2回払いは、利用額を2回に分けて支払う方法です。 例えば10万円の買い物をした場合、1回払いとは異なり、1回目の支払日に5万円、2回目の支払日に残りの5万円を支払います。
多くのカード会社では手数料がかからない為、大きな金額の買い物をする際におすすめの支払方法となります。 ただし、2回払いが利用できる店舗は限定されているため、利用前の確認が必要です。
分割払い
クレジットカードの分割払いは、3回以上の回数で利用額を分割して支払う方法です。様々な分割回数を選択することができるため、利用者の支払い能力に合わせて計画的に支払うことができます。
ただし、分割払いでは、分割回数に応じて手数料が発生します。回数が多くなるほど手数料の負担も大きくなるので、無計画な利用は避けるべきです。
支払いを計画する際は、利用金額と手数料を事前に確認することが大切です。必要であればカード会社の分割払いシミュレーションを利用するのもよいかもしれません。
リボ払い
クレジットカードのリボ払いは、毎月一定額を支払う方法で、支出管理がしやすく、月々の支払金額も少なくなります。しかし、長期にわたる支払いは手数料が増えるため、注意が必要です。
特に毎月の支払い額を低額に設定すると、元金がなかなか減らず、完済まで時間がかかります。リボ払いを使う際は、支払い計画を事前に確認することが大切です。
また収支に余裕がある場合は、積極的に繰り上げ返済を利用することをおすすめします。
ボーナス一括払い
ボーナス一括払いは、夏や冬のボーナス月に一度に利用額を支払う方法です。この方法は、手数料不要で支払いを先延ばしにできるため、急に大きな出費があった場合に便利です。しかし利用できるお店は限られているので、事前に利用できるか確認する必要があります。
また、ボーナス一括払いは、実際に支払いが完了するまで利用可能枠が埋まった状態が続きます。次のボーナス月までのカード使用計画を事前に立てておくことが大切です。
クレジットカードの種類
クレジットカードを選ぶ際には「ランク」「国際ブランド」「カード発行会社」という3つの主要な要素を理解することが大切です。
これらの要素について正しく理解しておくことで、自分に合ったカードを見つける手助けとなります。それぞれの要素について詳しく見ていきましょう。
ランク
クレジットカードは「一般カード」「ゴールドカード」「プラチナカード」などのようにランク分けされています。
一般的にランクが高くなるほど、年会費は高額になりますが、それに伴い、提供される特典やサービスも豪華になります。
高ランクのカードには、空港ラウンジの無料利用、高額な旅行保険、コンシェルジュサービスなどが付帯されている場合があります。
国際ブランド
クレジットカードの国際ブランドとは、世界中で決済サービスを提供する企業を指します。
そのなかでも特に有名なのは「世界7大ブランド」と呼ばれるグループで、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、銀聯、DISCOVERが挙げられます。
これらはブランドによって利用できる店舗やサービス内容が異なります。
カード発行会社
クレジットカードの発行会社は、主に銀行系、流通系、交通系(鉄道・航空系)などに分類されます。
発行元に応じて、異なるサービスや特典が利用できます。
銀行系は信頼性が高く、流通系は発行元のお店での利用に特化していることが多いです。
また交通系は、電車やバス、飛行機などの利用に便利な特典が多く見られます。
安全に利用するための注意点
クレジットカードを安全に利用するためには、「支払い期限を守る」「利用状況を定期的に確認する」「暗証番号を誰にも教えない」など、さまざまな注意点があります。
特に重要な注意点について解説します。
支払期限を守る
クレジットカードの利用金額は、毎月決まった引き落とし日に銀行口座から引き落とされます。事前に引き落とし金額を確認し、口座に用意するのを忘れないようにしましょう。
利用可能枠(利用限度額)の把握
クレジットカードには利用可能枠(利用限度額)が設定されています。枠を超えるとカードが利用できなくなるため、あらかじめ利用可能枠(利用限度額)を確認しておき、余裕を持ったカード利用を心がけましょう。
カードの貸し借りをしない
クレジットカードは、契約の申し込みをした本人のみが利用することができます。他人に貸したり、借りたりすることは禁止されているため、違反するとカードが使えなくなる可能性があります。
暗証番号は他人に教えない
暗証番号は自分が覚えやすく、他人に推測されにくいものを設定して、他人には絶対に教えないようにしましょう。暗証番号を使われたうえでの不正利用は、補償が受けられないこともあります。
インターネット上では信用できるサイト以外では利用しない
ネットショッピングなどでカードを利用する際は、カード会社が提供している「本人認証サービス」等でセキュリティ対策を行いましょう。また利用するのは信頼できるサイトのみにしましょう。